─中庭・『世界樹の仔』傍─[首を傾げ問うてくるイレーネ>>99に、ベルデザンカイトが口を開きかけ。それをディルスタンが手で制止する]………………。……迷惑……と言うわけでは…ない……。…申し出は……とても、有り難い…。……よろしく……頼む……。[紡がれたのはディルスタン自身の声。使い魔を介すよりも感謝を伝えやすいだろうかと、滅多に発さぬそれを紡いだ。その声は他に比べてとても小さいものだったろうが、イレーネには届いたことだろう。表情も、微笑みへと転じていた]