―宿屋―
……。あ、待って。
[宿屋に着いて、女将さんに泊まる事を告げて。
それから与えられた部屋に向かおうとしましたが、ふと思い出したことがあって、僕は一人食堂に向かいます。
そこに戻ってきた時には、宿を一度出た時のまま置き去りにしていた手提げ袋と一緒でした]
……少し、あげるよ。
疲れた時には、甘いものがいいんだって。
[キャンディやチョコレートやマカロンや、手提げ袋から一掴み分のお菓子たちを取り出して、いつかのように差し出します。
強く断られない限りは彼女の手に握らせて、それから改めて部屋に向かったのでした**]