弱肉強食。獣の世界の論理ですね。[硬質な剣戟は何度響いたことだろう。足払いは振り払うままに避けられてこちらも歩を踏む]――Eisschild.[再び間合いを詰めようとすれば銃口がこちらに向いている。咄嗟に氷の盾を生み出しながら避けるが、幾つかは間に合わずに左の肩口へと刺さった]っっ。――Eisturm.[じわりとした感覚に眉を寄せながらも意識を集中させる。盾が鋼針を受け止めて散った氷片は再び鏃となって、先程よりずっと少ない数だがラストの顔めがけて飛んだ]