─ 一階廊下・階段傍 ─ごめんね、少しでいいから。[訝るような顔>>89にも変わらぬ笑みを返す。勿論声は小さいもの。変化した目の色も、その奥の醒めた色も、彼の視界には捕えられただろうか。少女の声>>97に気づいたならば、またさり気なく身を離し]やあ、おはよう。僕らも今起きたところでね。何があったのかって話していたんだ。[彼女が首を傾げる理由が自分にあるとは知らぬまま、笑みと言葉を向けた]