―林エリア―
……そ、そうか。あは……。
[水で消されるとわかってて炎ばかりを打ち出したのは、最後の仕掛けをヴィリーにばらさないためのカモフラージュだったのだが……講師代理には何処まで見られていたのか。
ハインリヒは本気で気になって仕方なかった。
ティティエンにはまるで説得するような話をされるも]
あ、いや、何かこちらこそすまなかったな。
『ユリアンはハーフエルフ、このひとは人間。違うのよ。わかってた……?』
[それでもヴィリーがここまで気持ち悪がるとは思っていなかったし、シチからも小言をくらう。
対人の実戦には、封じた方がいい術かも知れない、とちらりとおもった。]