[広間に下りて来られるかを問>>100われれば、青い顔で頷いた。] 夢だと、思っていたよ……。 ずっと怖い夢を見てたから。[寝間着のままではかえって冷えるだろうと考え、のろのろした手つきで普段着へと着替えた。その上に馬布製のコートを着込み、さらに端切れを縫い合わせて作った膝掛けを肩にまとう。ビルケも敷物から立ち上がった。] イヴァン、悪いけど、ビルケの敷物を……。[持ってくれと頼めば、気の良い彼は応じてくれるだろうか。]