― 広間 ―
年に一度のつき合いじゃあ、俺のことを知らないのも当たり前だろうに。
[暗にアーヴァインに相応しくないと言われているのだろうことは理解しながら、しれっと答える。
食事中にやってくる無礼を謝ることもせずに、空いている席へと腰を下ろし。
ウェンディがこちらに視線を向ければ軽く手をあげて応じておいた]
あー……んじゃ、さきに、ワインを。
[執事かメイドか、飲み物を尋ねられればまっさきに酒を頼む。
ワインに口をつけてからしか料理は口に運ばず。
だらだらと食事を始めるのだった**]