― 聖堂外 ―
[何が起きたか、把握したくない気持ちで呆けた耳に、マテウスの声>>94が届く。
はっとしてそちらを見て、司書の様子を伺う。
大丈夫、と言う声>>96はまだ震えていたようだった]
ライヒ君、本当に大丈夫?
[声を掛けると同時、アーベルが動いた>>99のを見て彼に任せることにする。
昨日、何かと気があっていたアーベルが一緒なら、少しは落ち着くかもしれない、と]
アーベル君、ライヒ君の事、任せるよ。
ライヒ君は、お茶、頼むね。
ああ、それと……女の子たちに、この状況は見せない方がいい……
もし、こっちに来そうなら、止めないと。
[そんな事を伝えて、自分はどうするべきかを考えた]