『一つの力は生ある者を。 一つの力は死せる者を。 それぞれ見極め、導となさん。』 ……か。[小さく諳んじるのは、見極める者、の部分。わからぬままでも手を下す事を厭わぬ論拠。問題はそれをどこに向けるか……なのだが] ……そう言えば。 今一つ、何をしているのかわからん方がいた、な。[ふと浮かんだのは、先の騒動でも姿を見せなかった女性。出てこなかった理由などは知る由もなく。ともあれ、一度話を聞くべきか、と思いつつ、足を速めた]