くっ…挟まれる身にも…!
[塔を背にするように丸まり、カマイタチが過ぎるのを待つ。
服の端や塔が切られる音を間近で聞く]
風と影…次元魔法、氷…
前門にも後門にも隙を見せるわけにもいかんのでね。
[ぶつぶつと戦況を把握しようと呟いていき…嵐が過ぎれば立ち上がる]
…風相手に飛び道具は無い、な。
ボクの方、か。
竜相手に何処まで聞くか知らないが…!
[ゼルギウスから塔の影に隠れるように移動すれば、その塔に触り]
構成せよ!鋭き茨!
[壁は半透明の茨へと変化していき、飛んでくる竜をその棘で絡め取ろうと蠢く]