……いきなりこんな事言っても、信じてもらえないかも知れないし。俺も俺で、なんでこんな事できるのか、わかんない上に、思うようにはできないみたいなんですけど。でも、誰かに伝えたくて。[ここで一度、言葉を切って]……このまま、何も起きないままなら、いいんです、けど。そうじゃなかったら……って思ったら。どうしても、聞いてほしくて……。[ずっと抱えていたものの一つ。それを吐き出した少年は、最後に大きく息を吐いた。*]