ん、俺、先に戻ってるな[未だ紫煙を揺らしているハインリヒに短く言って、軽く手を振って、別れる途中、トレイに紅茶と食事をもってきたフォルカーには話しかけられても、薄い反応しか返さずに、すれ違って]安堵する人々を横に、血の宴はまだ終わらず、くだした結論は、終幕は如何に[底冷えするように冷めてるとも、煮え焦げ付くように熱くもとれる声は風に乗って墓標近くにいる面々に聞こえるだろうか。だがそれに気づいたときには既に...は集会場へと入っていた]