ちぇ、やっぱ駄目かっ。
[二人に投げつけた氷の刃。
そのどちらも砕かれた>>95>>99のを見ればぼやくものの、その口調は愉しそうな色が滲む。
が、その刃を砕いたフォルカーの拳から焔がこちらに向かい飛んできている>>96のに気付くと流石に表情が変わった。
飛び退いたとしても避け切れないと瞬時に判断し、口を開く。]
W─大気よ震え 息吹よ凍れ─"
[左手を眼前に翳し冷気を集めて焔の熱気を弱めた。
が、冷気から外れた部分の余波が右肩を掠めて軽く服を焦がした。]
っ、けっこーやるな、──っ!?
[体勢は崩しこそしなかったものの、肩に微か火傷と衝撃を受け少し眉を顰める。
が、視界にキラリと光る何か>>100を見止めてそちらにも意識を向けるとジグザグと不規則な動きで飛んでくるのが解った。]
W─我が導きに応えよ 全てを切り裂く刃を成せ─!"