[影の転じた竜の乱舞は、違わず赤き炎を捉える。>>98
舞い散るいろに、僅か目細め一つ息を吐き]
……それを知りたければ、といいたいところですが。
あくまで、一人で事を為そうというのであれば、それもまた無為。
『君たち』であれば、調和の象徴、均衡の天秤をも揺らせるかと思ったんですが……どうやら、見込み違いだったようです。
[淡々と語った後、はあ、と大きくため息をつく。
それから、く、と微かに笑んで]
ま、いずれにしても。
俺の求めるものでないのであれば……排除するのみ、ですね。
強すぎる力の乱立は、好ましい状況ではありませんから。
[何でもないように、さらり、とこう言いきった。*]