─ 宿泊施設・広間 ─[団長と共にやって来た広間は、お茶の香りが柔らかく漂っていた]あ、俺にも一杯ちょーだい。[香りの源を見つけると、にっこり笑って一杯強請り。カップを手にしたまま、座る事無く団長の話を待つ。一方の団長は、青年の様子に呆れたような視線を一瞬向けた後、静かに話を始めた]…………ぉー…………。[語られたのは、ここに集められた理由。中央の教会から届けられた、という書簡。そこに記されていたという、『闇の者』とそれに『対する者』の話]