[男は軍馬を引きながらゆっくりと歩みを進める。周囲に走る緊張感。戦場のような雰囲気に自然、男の警戒心も募り始めた]…奥州に斯様な場所は無かったはずだが。何者かの罠、か…?[面妖な術を使う者も敵には居る。故にそのような考えを巡らせながら周囲に視線を向けた]