[冒険者とは未知なる領域があると知れば覗いてみたくなる性。
広大な森もいくつか気配が分かれているように感じて、ウィルはその全てを覗いてみたくなった。
一人草を踏み、枝を踏み、森の奥へと進んでいく]
…んん、誰か、居るわね。
でも何かしら……ひと、では無さそう。
[人にしては特殊な気配に感じ、小さく呟きながら気配のする方>>72へ。
そこからはさらさらと、小川が流れる音が届いていた]
清らな流れに沿う気配……『当たり』、なのかしら。
[ウィルが求めるのは「主(ヌシ)」の姿。
見つけて何をする、と言うわけではないが、一度は目にしてみたいもの。
冒険者の探究心がそこにはあった]