─ 三階/主の寝室 ─
……か弱いって、誰がですかと。
[そこだけは流しちゃいけない気がして、さらっと突っ込みを飛ばしつつ。
ヘンリエッタに呼びかける様子>>101に、こっちは任せればいいか、と自分は寝室へと踏み込んでいく。
嫌でも目に入る赤い色、けれど、取り乱す様子はなく、僅かに目を細めるだけ。
傷の検分などには手を出す事はせず、ベッドにかけられていたシーツを手にとった]
どうするにしろ、このまま野ざらしにはできねぇしな。
[そういって、白のそれを亡骸の上にふわりとかける。
白にはやがて、異なる色が滲んで行くか。
そのいろを見ながら、ふ、と目を伏せて]
……こうなると。
やられる前にやるしかねぇ、かね。
[こぼれた呟きは、ごくごく小さな声によるもの。**]