―二階/廊下―[イヴァンやタチアナの部屋から幾らか離れた客室。 その扉に紙製のネームプレートを張り付けた。 かちゃり、別の扉の音>>101に気付いたのはその時。] アレク、 ………?[名を呼び掛けて、思わず瞬いてしまったのは 扉開いたまま、その姿がまた部屋の内に消えたため。 まさか自分と同じ行動を取っていた>>105など思いもよらない。 部屋の内でペンが走る音は耳には殆ど届かなかったから。]