「イレーネちゃん、機会は待つだけのもんやない、もぎとるもんやで。
このままだと、まずいんとちゃうか?」
[そっとした耳打ち、ヴィターとしては遠まわしに、いまのうちにアタックかけるようけしかけたかったのだが]
そうですね、私も導師のはしくれ、生徒にやすやすと遅れをとったとあってはこの名が廃りますっ!
ディル導師、また後ほどに。見事、突破してみせますから。
[別方向への火がついてしまったらしく、ヴィターはというと肩をすくめるかのような動作で首を横に振っていた]
捕まえかたの工夫、より効率的な集め方と追い込み方を…
数は無数にいるわけでもありませんし…、その辺で…
[呟き、マンドラゴラ達の動きを観察しながら作戦を練りながら考えていた]