―アーヴァインの部屋―
ええ、窓から。炎が見えたもので。
……そうですか。
[シーツに包まれていく叔父から視線は外れ、絨毯に染み込んだ赤黒い色に移る。
声>>96に応えながら、手を出すことはしなかった]
……叔父はもっと、慕われているものと思っていましたが。こんなものなのでしょうかね。
それとも「人狼」の前では、仕方ないということでしょうか。
[使用人へと説明される声>>101を聞きながら、僅かに変色した瞳を細めて、口許は歪み、引きつったような笑み。
笑顔は哀しげに見えなくもないが、零した言葉には皮肉な色が混じった]