―聖堂―[立ち尽くしその光景>>100を見つめるのは。何処か、魅入られたのにも似て]――あ、[引き戻したのは自身の名を呼ぶ声>>103。敬称が取れているのには、余裕の無い今は気付けなかった]あ、うん。[床を蹴る動作に鈍さは薄い。痛みが既に掻き消えている事にも気付かず、呼ばれるままに駆け寄って]……大丈夫、の、筈がないね。[どうしたらいい、と伺うように僅かに首を傾ぐ。鉄紺は心配げにエミーリアに落ちていたけれど]