―厨房―
[厨房へと向かえば、案の定エーファが用意したと思われる鍋>>3が竃に置いてあった]
やっぱり……本当に休んでいなかったんだな、エーファは。
[そう言って蓋を開け中身を確認して……]
――……セロリ
[その独特な匂いを目ざとく、いや鼻聡くだろうか嗅ぎとってぽつり、一言。
小さく息を吐いて竃に火を熾し、スープの鍋を温める]
いえ、育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めないということで
頑張って見るよできるだけと努力した結果克服はしましたが。
[ましてポタージュでは避けようがないではないか、と。
セロリを苦手とする男は、それでもエーファの心遣いを尊重するのだった。
そうして、程よく鍋が温まったなら、広間へとそれを伝えに向かう]