カルメン、[落ち着かせるように、再び女友達の名を呼んだ。しっかりしなければならないと思えば、少し気分もしゃんとする。クロエ自身の手も膝も震えている。けれどまずはカルメンを立ち上がらせて、ベアトリーチェを中に運ぼうとする方に意識が向いた]