─ 厨房 ─
[話す事に不安がなかった、と言えば嘘になる。
唐突な事を言っている自覚はあったし、信じてもらえるかもわからないから]
……ぁ。
[だから、教えてくれてありがとう、と。
感謝の言葉>>105が紡がれた時、張りつめていたものがまた少し緩んで無意識の内に短い声を上げていた]
旅人さん……ゼルギウスさんの事は、聞いてます。
[確かめる言葉>>106に返すのは頷き]
……うん。
まずは、みんなが無事か、確かめてから……ですね。
[確かめて、ここから出られるなら、きっと終わる──終わっているとは思うけれど。
そこにぼんやりとした不安が残っているのもまた、事実で。
終わっていなかったら──という思いが伴う微かな不安は]