―湖畔エリア―
[酸素が奪われて呼吸が出来ない苦しさに顔がゆがむ。
ハインリヒ>>105へと向かった術は維持できなかったこともあってたいしたダメージを与えることも出来なかった様子。
爆音にやられていた耳もそろそろ音を取り戻しかけていたところでハインリヒの声が聞こえればそれでいいとばかりに頷きを返し。
とたんに周囲の炎が消えて、吹き込んでくる風が新鮮な酸素を運んでくる]
かはっ……は、はぁ……っ
[ぐったりとその場に横たわりながらハインリヒへと視線を向け]
――あんた、けっこー、えげつないの、な……
あーあ、まけちまった……
[はあ、とため息を零した]