[クロエの遺体を野晒しにしておくわけにはいかない。一度そのまま抱えようとして、まだ血が乾いていないのに気付いて集会場に戻って毛布を取ってくると、それでクロエを包んで彼女が使っていた部屋に運んで][戻ってくると今度は血で染まった筏を洗う。ほとんどは既に筏の隙間から河へと落ちていたけれど][河から水を汲んで、流して][消えていく痕跡に何も言わず作業を続けて][気が付いた時にはだいぶ遅い時間になっていた]