[それから、メーフィエはふっと訊ねた。]ところで、貴女、これから何処に?あたしは、食事が頂けたらいいなって思っているんだけど、――良かったら、一緒に来ませんか?[箱を抱えていた「彼女」にも用事があるのかもしれないと思いつつ、「一緒に」と誘ったのは、相手の顔がどこか青白く少しこけて見えたから。それもあって、問い掛けるメーフィエの眉は少しだけ下がっていた。]