人狼物語 ─幻夢─

103 氷面鏡に映る彩


薬師見習い エーファ

─ 広間 ─

[広間に入ると抱えていた猫を離して暖炉に火を入れる。
揺らめくいろは、先に雪の上に見えたいろとは違うけれど、どこか似ていて。

暖かいはずなのに、身が震えた]

……なんなんだよ。

[ぽつ、と零れ落ちるのは掠れた呟き]

わけ、わかんないよ。
……何が起きてんの。

[あれが何の色か、わからないなんて言わない。
ただ、わかるからわからない。
一つわかっているのは、異変が起きているという事という、あんまり役に立たないもの。
それだけわかっても仕方ないのに、と思いながらふと、庭へと視線を向けて]

(109) 2017/01/15(Sun) 11:02:07

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