─湖畔─[紡がれる呪は、覚えのないもの。しかし、その波動から精霊に由来する魔法であるのは察しがついて]……っと![足元が崩れる感触に、とっさに横へと飛び退く]あれは余裕なのか、素なのか。どっちだ。[ティティエンに怒鳴られながら準備をする様子に思わず突っ込みつつ、白のカードの上に紅を走らせる]……猛る疾風、刃となりて、駆け行け……疾風刃![初手に放つは風のルーン。砕け散ったカードは風の刃を生じさせ、ヴィリーへ向けて、飛んだ]