[そして、部屋を出た瞬間胸に痛みを覚えて一旦蹲るが、 荒い息をしながらも、すぐに立ち上がり、のろのろと移動する。 三階への階段を上る。エーリッヒの石像は上った先にあっただろうか。 それを見ると、顔を伏せ、先によろよろ歩いていくが… やがて、その途中でやはり胸を押さえて片膝をついた。]