―館内・廊下―[振り返ったゲルダの疑う色の無い言葉に、微笑む。彼女の感じる困惑、焦燥…それもまた、親しき者を想う故]さて、やはり何か我らの知らぬ事を、王はご存知なのかもしれぬな。後で、もう一度訪ねてみるか。[澱みなく言葉を紡ぐ]それはともかく、イヴァン殿の気配がとても強いようなのだが、何かあったのか?