─ エントランス ─ 麓の宿って、私が泊まっていた場所かしら。[オリガと名乗った女性の声>>101に、私は目を瞬いた。もっとも、一般的に宿を取るには早い時間に着いて外に出てきたはずだから、向こうでは顔を合わせていないかもしれない] 私はリディヤ。祖母の知人を訪ねる旅の途中でした。 どうぞよろしく。[私も名乗りの流れに乗って、先程より深くお辞儀をする]