―湖畔エリア―
[押し付け、には肯定の胃を込めひとなきする。
空中に飛び雲をよけ、更には風の刃を放たれると、少し後ろに下がる。だが避け方は甘く、耳に軽く裂傷を残す事に。
だが空中に逃げたのは好都合。自分とティルとの間には遮るものがない。
好機とみ、素早く唸り文字を走らせた。]
『 かけよいちじん きりさきおりて あけよやみ 』
[唱え終えると、文字は急速に輝きを増し、目視していられなくなるなるほどの光源となった。
目眩まし効果はいかほどか。その間頭を下げ背を持ち上げるような姿勢をとり、唸り声をあげる。だが金文字は走らない。代わりに、背から蝙蝠に似た黒い翼が生え出てきた。
何度かはためかせると、そのまま空中のティルに向かって飛んだ。]