― 客室→二階/廊下 ―
[荷物の中から、聖書と祈祷書を取り出し、必要な物を揃えるために部屋を出る。
と、誰かを探すかのようなヒューバートの姿が目に入った>>108]
どうしました?
[声を掛けるとこちらに急ぎ歩み寄り、探していたのだと告げられて]
私をですか?
[そう聞き返す。
アーヴァインの事について、このままにしておけないと言うのに頷いて]
私もそう思いまして……
私は司祭ではありませんから、正式な葬儀を行う事は出来ません。
なので、魂を慰める程度のことしか出来ませんが……
正式な葬儀は問題が解決すれば執り行われるでしょうから。
[そう言って]