『えーと……自滅?』[ぶつかる寸前に尾を離していたお陰で、衝撃は被らずに済んだ柴犬は、前足でつんつんともふらいおんをつついた。同じタイミングで、ぎゅるぎゅると目を回していたらいおんは消えて、後に残るのは金色の欠片]あれ、タローさんは……?[一方その頃主人はと言うと、柴犬の不在に気がついて辺りを見渡したものの]あ。あの子だ。[こちらを見ている少年>>96を先に見つけて、にこにこと手を振っていた]