―夜/カルメンの部屋―
[驚きは、短い刹那。
一つ、深呼吸をして、血の臭いに眉をひそめる]
……カルメンさん……。
[倒れた女性、座り込む少年。紅に染まる刃。
起きた事は理解できたが、そこに至る経緯はわからず]
……お前さん……が?
[ミハエルに、短く問いを投げる。
こちらに向いた表情>>109に感情らしきものはなく。
返る答えがどうであれ、そうか、と呟いて]
……『約束』。果たせなくなっちまいましたね。
[カルメンに向けて小さく呟く頃には、先の声かけを訝る者の訪れもあるか。
何があったか問われても、返せる言葉は、見ての通り、の一言だけ**]