人狼なんて、いないわよ、きっと。[軽い口調で答える。 そうであればいいというように。 流しの傍の魚と、ヴィクトールの呟きにゆるりと瞬き] ああ、そうねェ……イヴァンが捕まえたのかも知れないわね。[イヴァンの名前も容疑者リストにあったことを思い返してため息を零す。 薬缶が沸騰しだす頃。 アリョールが水を汲みにやってくれば、ハァイと手を振ってみせる]