[ヒューバートの話はそれだけではなかった。
誰もいない所で話したいのだ、との言葉に、常とは違う物を感じはしたけれど。
何より、今、彼を信じていいのかと悩みはしたけれど。
それ以上に、何か、真剣なものを感じたから]
……承知いたしました。
アーヴァイン様の事が終わりましたら、部屋に戻りますので、その時にでも。
[そう言って一礼を。
何か手伝える事はないか?と問われたなら、少し考えて]
それでは、お湯を用意していただけますか?
アーヴァイン様の体を拭いて差し上げたいので。
[それだけを頼んで、自身は一度台所へ。
小さな木の器を探し、そこで薪が使われていれば竈の、無ければ広間の暖炉から少しの灰をそこに移す。
その後で、清潔なシーツを二枚ほど探してから、主の寝室へと]