─ 集会場 広間 ─
(くっそ、団長、恨むぜ)
[ミハエルの登場で、割と本気で自衛団長を恨みたくなった。
村を出た後に犯罪者の烙印を押された自分が疑われるのは構わない。
けれど、妹の子である彼女まで疑われるのは我慢ならなかった。
勿論今はその感情を押し込めて居るのだが]
考えてるようで、何も考えてねーんじゃねぇかね?
…あー、俺は、手伝いじゃねぇ。
ミハエルと同じ理由で呼ばれたんだよ。
ここに居る奴ら全員、な。
[隠したところで団長が来れば知れるだろうからと。
ミハエル>>106に対し、自分も容疑者として呼ばれたと告げた。
左二の腕の烙印があるために、ミハエルと直接顔を合わせても伯父と名乗れず、既に数年が経つ。
もどかしさと、自衛団に対する苛立ちを押さえつけるように、無意識に右手が烙印の上を握り締めた]