────── 私は、 貴女を殺さなければいけません。[籠の縁にかけていた右手を、布で隠された籠の中へと滑り込ませ、ナイフの柄を握る。握ったナイフを布の下から素早く引き抜き。切先を、カルメンの左胸目掛けて突き出した]