人狼物語 ─幻夢─

72 天より落つる月の囁き


研究生 エーリッヒ

─ 翌朝/個室M ─

 うん、……

[>>110 ベッドサイドにかけてあったホルスターを手に取り、肩に吊るしてから、顎に手をやり、爪を立てる。いつもの考えるくせだ。何度か頭痛に苛まれているのか、目を閉じることもあったが、静かにクレメンスの話を聴き遂げ――]

 クレメンス先生の疑問はもっともだ。

 ぱっと、いい方向と悪い方向が思い浮かんだ。

 人狼が、『双花』も『見極める者』もどっちも見逃すとかはねーよな……
 ひょっとしたら、ほら『護る者』だったっけ。
 あいつが護ってたかもしれねー。これがいい方向。

 悪い方向は、アレだ。『見極める者』や『双花』に、偽りがある、ってことになるか――

 ま、広間に行くか。皆に顔みせねーと。

[上着を纏えば、ホルスターは見えなくなる]

(113) 2012/01/18(Wed) 22:27:30

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