― 集会場・外 → 広間 ―
[立場上、といった自分の言葉には、無意識に『人の上に立つべき貴族として』と、『人々の指導者・蒼花を持つ者』としての、両方の意味を含めていただろうか。
クレメンスが眉根を寄せた様子>>106には、僅かに首を傾げたものの。
相手が伯父だとまだ知らないので、単に年少者に対する気遣いだと思って特に気にしないことにした。
もしかしたら、コートにはべったりと赤い手形がついたかもしれないが>>100、今はそんな事を気にしている状況じゃない]
ブリジットさん、貴女は中に……
[自分の名を呼ぶ声>>109が聞こえれば、振り返り。集会場の中に促そうとしたが、その前に彼女の顔色は悪くなっただろうか]
大丈夫ですか?
[ユーディットがその場に駆けつけているようなら、彼にブリジットを支えてもらうように頼んだろうか。
屋内へ戻る時には、自分もブリジットを支えようとしただろう]