[ふたりとの会話が一段落したころだろうか。やりとりの間、何度も出入り口のほうを見ていたユリアンは立ち上がり、] ちょっとエーファを探してきます。 思い詰めているかもしれないので…カルメンさんのことで…。[暖炉の前の敷物の上で眠り込んでいるビルケの様子を窺うと、わずかに微笑んで。] モリオンがいるから大丈夫だとは思うけど。 ……ビルケのこと、お願いします。[老犬に愛おしげな視線も向けながら、そう頼んで広間を出るだろう。]**