……っ……ああ、ユエ。
大丈夫。大丈夫だから。
さて……ユリくん、ちょっと手伝ってくださいね。
いつまでもこのままにしておいたら、さすがに怒られます。
[不安げな猫に笑いかけ、それから、埋葬のための作業にかかる。
もっとも、身体的な部分はだいぶユリアン頼みになってしまうのだが。
ハインリヒの訪れは、その最中。
動かぬローザと、それを見たユリアンの変化に戸惑いつつ、眠るための場所を用意して]
……小言と突っ込みは、後からな。
そう、遠くなく……直接聞けるだろうから。
[小さく呟いた言葉を、場にいた者はどう聞くか。
翠は静かなまま、内心を物語る事はない]