― エントランス ―[リディアと名乗る彼女の言葉>>110に少しだけ驚いた風に目を瞠り、そして胸元で掌を重ねあわせた]山から一番近い場所にある宿ならそうかもしれません。雨宿りした先でお客様に会うなんてすごい偶然。[昼食の準備をして直ぐに山に入ったからリディアとはすれ違いだったのだろう。旅の途中と知れば、なるほどと頷いた]