―回廊→図書室―やっぱり同じだったかあ……。[辿り着いた図書室の扉の前。右手を腰に、その扉を見詰めること暫し][引っ掛かっているのは先客が居る事では無い。金髪の男の動きが随分と静かだった>>111ことだ]……ま、いいか。[先に入った男に倣うことはせず、極普通に扉を開く。まずは手袋を外そうと落ちる視線は先客が一人では無かったことに気付かずに]