……ま、ずるずる引き伸ばして消耗すんのも面白くねーし。そろそろ、仕掛けていくか、ね![言いながら、一度は収めた魔銃を再び右手に握る。鈍い銀に煌めく銃身を額に当てて、込めるのは魔力。魔銃『アイゼン・レーヴェ』──鋼鉄の獅子は、所有者の魔力を込める事で攻撃力と範囲が変動する。額に当てる仕種は、仕掛ける直前の予備動作だった]