[暖炉の前に陣取って自分の思考に沈んでいたせいか、
「厨房にエーファが用意してくれたポタージュがあったから温めてきた」>>109
というオトフリートの声にぎょっとする。
ユリアンの、警戒を宿した顔には気づかれなかっただろうか。]
あっ…、
……そ、そう…ですね。
[「大丈夫かい?食べられるなら少しでも食べておいた方がいいよ」>>109
と呼びかけられれば、狼狽しながらもカップやスプーンを受け取り、]
厨房には誰かいますか?
ビルケのためのお湯か水をいただきたいんですが……。
[遠慮がちに尋ねる。
残り物か調理で余った野菜くずでも、煮込んでもらえればビルケの食事になるのだが、と思いついて。]*