―昨晩―
[食堂通り越して厨房に来たあたいは、エーリッヒとかと食い物探して食べたのさ。料理は出来ねーけど生のままでも食えるもんはまだまだあるしな。
そんなわけでエーリッヒと、後から誰か来たならそいつらとも分けて、腹が膨れたら部屋に戻ったんだ。
部屋に戻ったあたいは、ベッドの上で腕組んで考えたのさ。]
しっかしどーにか戻るの止めらんないかな…寝たらいちいち戻るとか、めんどくさ…
はっ、そうだ!
寝なきゃいいんだ!
[やっぱあたまいいなあたい!
そんなわけで寝ずに一晩ごろごろしてたのさ。
リッキー達無事かなーとか。あでもハノスケも一緒なら大丈夫かなーとか。
あたいはハノスケが女とかリッキーが苦手だっての知らなかったから(気絶してたしな)、3人いればモン爺だし大丈夫か、ってちょっと安心したんだ。今考えるとハノスケにゃ大変だったのかも。]
……ぐー…
[しかしあたいは明け方近くにとつじょひらいした睡魔って名前の魔物には勝てなかったんだぜ…。]